【DFF】とあるのばらの話

バレンタイン小話のはずでした。

CPはフリオニール×ティナのはずでした。
フリオニールとティーダの話になってしまいました。
ゆるゆる友情話。

ラブラブは期待しないで下さい。




見たい人は続きからどうぞ↓

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暖かな風が吹く今日この頃。
紅いバラを手にし、ため息をつく男が一人。名は、フリオニール。
「のばらー、何考え込んでるんだよ、らしくないなあ」
のばら、と言われ、少し機嫌を悪くする。彼は声のする方へ振り向いた。
そこには、爽やかな青年が立っていた。
「ああ、ティーダか。……いや、別にたいしたことじゃ無い」
「なんスか。俺じゃ頼りにならないっていうのか？酷いなあ」
「じゃあ聞く。…女性にプレゼントをしたこと…あるか」
男は真面目な顔をしてティーダに言った。 彼のような空気の読めない奴が女性にプレゼントだなんて。無いに決まってる。そう思っていたが。
「プレゼントか…。あるよ。」
えっ、マジで？
フリオニールはあははははと、から笑いをしてこう言った。
「いや、冗談だろ」
「マジッスよ！！あいつに…白い花を上げたら…喜んでいたなあ…。ああ…」
ティーダは勝手に夢の中に入った。彼女の清楚な微笑みを思い出し、ティーダは少し涙ぐむ。
「おいおいおい…」
ああ、俺って…つくづく女性に運が無いのか。それともただ無知なだけなのか。
「…分かった。ティーダ。お前に相談したいことがある」
「ひっく…。あ、相談したいことって、何スか？」
思い出し泣きを止め、ティーダは爽やかな笑顔でフリオニールを見た。
フリオニールは半分尊敬し、半分呆れつつ、彼に相談する。

「真剣に答えてくれ。…女性に…その…贈り物したいのだが…どうすれば良いのか分からないんだ」

それは、フリオニールにとっては難しい課題だった。
というのも、散々女性に関係することに災難を得ているのだ。
特に…偽の王女に誘惑されあっけなく騙されたあの事件は…、今思い出しても辛い。
それからというものの、周りがピンクな雰囲気になったら窒息しそうになるし、何故かは知らないが「白鳥の湖」という曲は耳を塞ぎたくなる。
それがあって、恐れているのだ、女性の反応を。

ティーダが彼のトラウマを知っているのかは定かではない。知っていても知らなくても空気を読まない発言をするからである。
しかし、ティーダは笑いながら、フリオニールに言った。
「相手に自分のことを知ってもらいたいんだったら、自分が好きなものをあげるのがいいと思う」
笑っていたが、それは彼なりの真剣な表情でもあった。
「好きな…物。しかし何があるだろうか」
「のばら。のばらがあるだろ。それにリボンを付けたらそれで十分」
まるで太陽だ。だから周りも温かいんだ。そして彼女とも上手くいってるんだろう。
フリオニールはティーダという男を見直した。
「ティーダ。…すまなかった」
「ん、何が？」
「いや、何でもない。…そうと決まったら、飛び切り美しいのを選ぼう。…よし、燃えてきた」
さっきまでの暗い表情はどこにいったのか。フリオニール本来の熱さがじわじわと復活していく。



そして。
「ティーダプロデュース・フリオニールのアタック大作戦」なるものが実行される。
彼女に手紙を送り、最も美しいのばらに紅いリボンを結ぶ。
そして、フリオニールには…戦闘に不向きなフォーマルな服を装備。

「でさ、…プレゼントを贈る相手って…誰」
「いや………それは言えない」
「といっても決まりきってるよな。…スバリ、ティナだろ」
ドキリ、と。フリオニールの身体が跳びはねそうになった。…図星だった。
「なんだよ、緊張すんなって！ティナだったら絶対に受け取ってくれるって」
そう言ってフリオニールの背中を強く叩いた。
「いてっ。……おぼえてろよ、ティーダ…」
そして、フリオニールは進む。…ティーダはここまでだ。もう少しで彼女が待つ場所に着くからだ。


ほんの少しの、仲間の援助。
それだけでも、フリオニールは心強かった。



その後。
無事にのばらをティナに渡すことが出来たフリオニール。
しかし…、渡した後どうすれば良いのかが分からず、結局仲間以上の関係に踏み込む事が出来なかった…。


頑張れ、フリオニール。これだけでも大きな一歩だ。



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ティナ、出てきてないじゃないかorz

たまにはこんな友情な小話もいいかな、と思いまして。
……バレンタイン関係ないorz

甘い小話はまた今度。ちょっとした口直しにどうぞ。

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ああ、そうだった

バレンタインとかいう祭がありましたね。

うん。次はこれでいこう。
CPはクラティナかマティナかな。

別のは、ウォルティナをまた作ろうかな、と。それかフリティナ。
どっちにしても、ティナ受ですね。


しかし…、私情が重なっていてなかなかPC使えないorz


頑張れ頑張れやれば出来るやれば出来るどうしてそこで諦めるんだry

明日から、また

明日、またもや祖母の家に行きます。
正確には、祖母のいる場所に用事があるのですが。

…用事わんさかです。


では、続きから拍手返信です。

2/7　12:51頃の方
楽しみですか！ありがとうございます！。
この二人は恋愛経験が無さそう（皇帝は支配欲はありそう）なので、それを踏まえて書きたいと思っています。

2/8　14:28の方
感想ありがとうございます！
彼女は敵味方関係なく傷ついている人を見たくない優しい性格なのかな、と勝手に設定しています。
ここでの皇帝は他のサイトさんよりも控えめな性格です。ただ支配欲や負けず嫌いな点は引き出していきたいです。次回はもっと暴走します（こら


明日の更新は、あったとしても…期待しないでください（あ

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【DFF】取りあえず、小話のコンセプトみたいなもの

各小話のイメージや目標を図にしてみました。



*↑クリックしたら拡大します

主にこの４つの小話を書こうかな、と。
あくまで目標ですが、頑張りたいと思います。
てか、頑張れ、自分。

ちなみに。
年齢指定ものはオニオン以外は３つとも作るのが目標です。

ウボァー。

ワンダーラスト

…という曲にはまっています。星風です。

気になる人は某笑顔動画でググると良いですよ！！
てか、作者さんが大好きだ！！
某音ゲーを思い出させるアレ専用の曲では、「ロマサガ２の帝国の名前（←無駄にヒント）」のが一番好きだったり。CDオリジナルだったら「F.O.D」とか「MIDAS」とか「アフター･アフタースクール」とか「リニアチルドレン」とか。
まあ、「ワンダーラスト」というタイトルも、ロマサガ３が元ネタらしいです。


曲を聴くと、「ああ、この曲はあのキャラに似合ってるよなあ」と思うことってありませんか？
私は度々そういうことがあるのですが、中にはゲーム自体だったり、CPだったりします。
中学の頃、吹奏楽の「元禄」という曲では、SO3のクロセル戦までのイメージがありました。意味分からないかも知れないけど。
ボカロでは「Θ」という曲が、なんとなく魔界塔士を思い出したり。
妄想は偉大ですね！！（こら

曲をテーマに小話作成するのも良いかも･･･？

と、今日はDFFに関係ない話をしてみました。
たまには、ね。てかネタが思いつかなくなって……うぬぬぬぬぬ。

ささくれさんをよろしくね！！！（宣伝乙